本研究では「一枚の2D写真より3D顔写真の取得」と「全自動3D顔認証」の2点について研究を行った。 前者の顔の3D計測では、最適パターン光投影に基づく顔の三次元計測や近赤外パターン光投影による顔の三次元計測を実現した。これにより、DLPプロジェクターとカメラのような簡単な設備を用いて、1,2回の写真撮影による簡易快速顔の三次元画像計測を実現した。 後者の顔の3D認証に関しては、認証用顔の3D写真データーベースを生かし、3D顔写真の三次元ヒストグラムに基づく高速顔認証手法と、顔の形状を比較し類似度の大きさに基づくICPアルゴリズムを利用した高精度の顔認証手法を提案し実現した。
|