研究課題
挑戦的萌芽研究
ガウジがせん断変形によって電気的に分極すること(せん断分極、SIP)が明らかになっている。この分極メカニズムを解明するため、圧密によって間隙水の電解質濃度がどのように変化するかを観察した。電解質濃度は時間と共に大きく変化することが明らかとなった。濃度変化は圧密荷重の大きさによって変化するが、いずれにしても、二次圧密に入る段階あたりから間隙水の電導度が下がる結果となった。しかし荷重が大きくなると、載荷時に電導度の急上昇が観察され、せん断によって構造が破壊され、粒間結合部付近の電解質が自由水に吐き出される結果とみられる。なお、圧密に伴う濃度減少は粘土粒子間結合の構造形成の結果であると解釈された。
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