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2012 年度 研究成果報告書

航空機バードストライクのリスクアセスメントに関する基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23651178
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 自然災害科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

武田 靖  東京工業大学, 原子炉工学研究所, 東工大 特別研究員 (90108481)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワード災害リスク評価 / バードストライク
研究概要

鳥衝突データベースの解析を進めるために、前年度の米国、英国に、フランスとドイツを追加するべく、両国の担当者と交渉を行ってきた。入手は確約されたが、公式データベースとするための承認手続きが期限内に得られず、継続となった。後述のように、より多くの国のデータを解析することが要請され、ロシア、イタリア、ノルウェー等の欧州各国のデータベースも含めて展開することになった。またカナダのデータベースでは、高度の情報が一切含まれないという欠陥も見つけ、同国への勧告を発信した。(2)鳥分布関数の測定のために、米国イリノイ大学と共同研究をすすめ、ダラス空港(DFW)での新型鳥レーダーのデータ解析を共同で行うこととなり、一部の仮データを入手した。その結果、レーダでの観測は、空港直近での観測に誤差が大きいことが判明した。500フィート以上の高度でのデータを引き続き解析中である。(3)市販の3Dビデオ装置で取得したステレオ画像を解析することで、300m(1000ft)程度までの飛翔体の位置測定が十分可能であることを確認した。この技術を発展応用することで、空港での野鳥対策担当官による情報収集をより容易に、さらには高精度にすることが期待された。(4)鳥衝突世界大会(Norway)で研究成果の一部を発表・討論することで、より確度の高い理論研究とすることができた。特に大陸間での比較から、大陸や地域によらない、普遍性のある鳥衝突発生の高度依存性は各国の航空安全担当者の間での評価が高く、より多くの国を巻き込んだ今後の展開が期待された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013 2011 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Height Distribution of Bird Strike Occurrence

    • 著者名/発表者名
      Yasushi TAKEDA
    • 雑誌名

      Transportation Journal

      巻: (to be submitted)

  • [学会発表] Height Distribution of Birdstrike Occurrence & some analysis of worldwide BS database2013

    • 著者名/発表者名
      Yasushi TAKEDA
    • 学会等名
      International Bird Strike Committee Conference
    • 発表場所
      Sola,S
    • 年月日
      2013-05-27
  • [学会発表] BirdStrike Prevention-some Japanese Activities2011

    • 著者名/発表者名
      Yasushi TAKEDA and Yuichi MURAI
    • 学会等名
      2011 Bird Strike North America Conference
    • 発表場所
      Niagara Falls,Canada
    • 年月日
      20110912-15

URL: 

公開日: 2014-09-25  

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