研究課題
挑戦的萌芽研究
スフィンゴシンを選択的に捕捉する方法論を開発するために、標品の化学合成を実施した。D-及びL-セリンを出発原料として、立体化学が明確な4種の標準サンプルを調整した。2-アミノ-1, 3-ジオール構造に化学特異的に反応する部位として、グルタルアルデヒドを選択した。フェニルグルタルアルデヒド誘導体を化学合成し、樹脂に担持させた。樹脂への固定化は、IRスペクトルにより確認した。捕捉の効率を数値化するために、OPA法について検討した。血液中のスフィンゴシン1リン酸の分解物であるスフィンゴシンの検出をめざし、本方法標品を用いた実験により、血中濃度とほぼ同様な濃度での検出が可能であることを示した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (11件) (うち招待講演 3件)
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