研究課題
挑戦的萌芽研究
グリコーゲンホスホリラーゼ(GP)は数種類のリガンド結合部位を有するアロステリック酵素であることから、その触媒活性の阻害方法として複数の候補が挙げられる。これらのリガンド結合部位の性質を調べた結果、貯蔵部位は触媒活性部位の働きに直接的な影響を及ぼさないことを明らかにすることができた。また、GPの触媒活性部位において、触媒活性の発現に対して特に重要な役割を担っていると考えられるサブサイトが2つ存在することを示すことができた。しかし、肝臓型GPを選択的に阻害する化合物を見つけ出すには至らなかった。
生体分子科学