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2011 年度 実施状況報告書

戦後の少女向けポピュラー文化とナショナリズムの関連についての実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23651267
研究機関甲南女子大学

研究代表者

増田 のぞみ  甲南女子大学, 文学部, 講師 (80449553)

研究分担者 山中 千恵  仁愛大学, 人間学部, 講師 (90397779)
谷本 奈穂  関西大学, 総合情報学部, 准教授 (90351494)
東 園子  大阪大学, その他の研究科, 助教 (40581301)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードポピュラー文化 / ナショナリズム / 少女向けメディア / ジェンダー
研究概要

本研究の目的は、戦後の少女向けポピュラー文化(「少女」を主な対象とするテレビアニメ、マンガ)における「外国」イメージを分析することを通して、戦後の少女文化とナショナリズムとの関連を明らかにすることである。具体的な作業としては、1963年から2011年までに放映された全テレビアニメ作品の放映データをまとめ、とくに少女向けと考えられる作品について分析を行うことを目指している。 2011年度は共同研究者との話し合いを重ねながら、テレビアニメ作品の放映リストを作成するための資料収集を行ったうえで、入力する項目や作業手順についての検討を行い、まず偶数年度のデータ入力を中心に作業を進めた。その結果、2011年度中に偶数年度のすべての作品および一部の奇数年度の作品を合わせ、合計3335件のデータ入力を終えることができた。 これらのデータからは、1960年代~2000年代における「日本」を舞台にした作品の割合の変化や、実在の国としてはヨーロッパや北米が舞台になる割合が高いことが明らかになった。その分析結果についてまとめたものを、2012年2月11日~5月16日まで開催された " Planete Manga" 展(会場:ポンピドゥー・センター)における"LES COULISSES DU MANGA(まんがの舞台裏)"ワークショップイベント(2月27日~3月4日)の2月29日の資料として設置した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画に沿って、2011年度中に偶数年度に放映されたすべてのテレビアニメ作品および一部の奇数年度の作品を合わせ、合計3335件のデータ入力を終えることができた。今後も引き続き奇数年度の入力作業を進めるほか、分析結果についての研究報告を行っていく予定である。

今後の研究の推進方策

2012年度は、引き続き奇数年度に放映されたテレビアニメのデータ入力作業を進めるほか、2012年6月に行われる日本マス・コミュニケーション学会において途中経過の研究報告、11月の日本社会学会においても分析結果の研究報告を行う予定である。

次年度の研究費の使用計画

2012年度の研究費は、主に偶数年度のデータ入力作業に関わる謝金に用いるほか、国内での研究会や研究報告のための旅費としての支出を予定している。

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公開日: 2013-07-10  

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