平成25年度も前年度に続き、天台宗史料の調査を重点的に行った。25年7月27-28日、8月30-9月1日、12月7-8日の3度にわたり、研究代表者と研究協力者のべ24人が参加して滋賀県米原市の地方寺院の近世文書/聖教史料の調査を実施し、在地寺院の宗教活動や宗派内の動向を探った。その際に、研究協力者の青柳周一、井上智勝、梅田千尋、朴澤直秀、望月良親、松金直美、青谷美羽、藤田和敏、林晃弘、松本公一、大島薫、川嶋美貴子、万波寿子の諸氏の協力を得た。また、25年5月1日に東京、26年3月8日に京都で、研究協力者たちと打ち合わせの機会を持った。 関連する史料の調査のため、25年6月28日に米国コロンビア大学図書館、7月2日に同プリンストン大学図書館等で史料調査を行い、またハルオ=シラネ教授、ジャクリーン=ストーン教授などと学術的な意見交換を行い、加えて近い将来に本科研の研究成果報告を行うための情報交換などを行った。26年2月22日は名古屋においても、成果報告のための情報交換を行った。 以上の研究活動の成果について、二~三年後を目安に史料集や個別論文の形で公開する予定であり、現在準備を進めている。
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