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2013 年度 実績報告書

チベットのポン教図像の文化史的考察

研究課題

研究課題/領域番号 23652022
研究機関金沢大学

研究代表者

森 雅秀  金沢大学, 人間科学系, 教授 (90230078)

キーワードチベット美術 / ポン教 / 画像データベース
研究概要

本研究はチベットの土着の宗教と呼ばれながら、これまでほとんどの実態が明らかではなかったポン教について、その美術の全体像の解明を行い、文化学の一領域として「総合的なポン教の美術研究」を創出することをめざす。具体的には、現地調査で収集したポン教の美術作品についての画像資料をもとに、その画像データベースの構築と、関連文献との照合、さらに美術のみならず、その背後にある信仰、文化、習俗などに関しても考察をおこない、ポン教に関する総合的な研究をおこなった。
具体的な調査研究として、海外においては、中国北京市の故宮博物院を訪れ、同館所蔵のチベット美術の調査、および現地研究者との共同研究をおこなった。その結果、ポン教を含むチベット美術資料に関する中国国内での研究状況を把握し、本格的な国際共同研究を進めるための足がかりを築いた。
日本国内においては、龍谷大学が所蔵もしくは保管するチベット美術の関係資料の調査・研究をおこなった。その成果の一部は、平成26年4月から6月にかけて龍谷ミュージアムで開催される特別展「チベットの仏教世界」において公表される。この展覧会では、ポン教を含むチベットの宗教美術について、最新の研究成果を示すとともに、わが国では比較的なじみの薄いこの分野について、啓蒙的な役割を果たすことが期待されている。
ポン教を含むチベット美術の画像データに関しては、基礎的なメタデータをふくむ画像データベースを、インターネット上で試行的に公開し、関係者の利用に供した。なお、本研究で作成されたチベット美術に関するデータベースについては、研究終了後も継続的に整備・拡充をすすめる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2014 2013

すべて 図書 (2件)

  • [図書] チベットの仏教世界2014

    • 著者名/発表者名
      入澤崇、岩田朋子、森雅秀他
    • 総ページ数
      196
    • 出版者
      龍谷ミュージアム
  • [図書] 死から生を考える2013

    • 著者名/発表者名
      細見博志、森雅秀他
    • 総ページ数
      381
    • 出版者
      北國新聞社

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公開日: 2015-05-28  

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