三年目(最終年度)にあたる平成25年度には、台湾の雲林工科大学において開催された、シンポジウム「Translating and Writing Modern Design Histories in East Asia for the Global World」に本研究に参加した3名(木田拓也、井口壽乃、菅靖子)が参加し、研究発表を行った。このシンポジウムでは、工芸/プロダクト、ファッション(服飾)、グラフィックの三つの分野に分けてセッションが行われた。このシンポジウムには日本、台湾、韓国、イギリス、オーストラリア、中国、香港のデザイン史研究者が計18名パネラー及ディスカッサントとして参加、熱心に東アジアという枠組みでのデザイン史構築の可能性や、基礎的な用語の確認作業など、熱心に意見交換を行った(平成25年6月27、28日)。東アジアという地域における将来的な協力関係構築の可能性を探った。 このシンポジウムのほかにも、個別に国際会議等での研究発表を行った。
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