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2013 年度 研究成果報告書

ダックとコリアの比較研究に始まる「性」と「経済」から見た「水」表象の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 23652060
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関岐阜大学

研究代表者

中川 一雄  岐阜大学, 地域科学部, 教授 (10155674)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード18世紀英文学 / 農民詩 / 水表象 / フォルマリズム / 社会・経済構造 / 性-ジェンダー
研究概要

メアリ・コリアの文化的想像力と詩的言説は二重の意味で疎外されている。経済的・社会的構造において彼女は、スティーブン・ダックと同様に、下層の労働者階級に属している。彼らは領主層に「服従」し、その命に応じて労働することによって賃金を得、最底辺の貧困生活を送る。もうひとつのレベルでは、女性であることによって男性に抑圧されているのである。この抑圧構造がダックの農婦批判という言説を生んだと言える。
この経済と性に関わる二重の疎外性は、当時のジェントリー階級文化のイデオローグの一人であったアレグザンダー・ポウプの詩を二人の詩と対置させ、彼ら3人の詩における水表象の分析によって明らかとなる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 詩のかたち(2)2012

    • 著者名/発表者名
      中川一雄
    • 雑誌名

      岐阜大学地域科学部研究報告

      巻: 30号 ページ: 37-46

    • 査読あり

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公開日: 2015-06-25  

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