研究概要 |
本研究では,ベトナム人日本語学習者(VS)の音声コミュニケーション上の問題点の分析、発音熟達者のラーニングヒストリーの分析、シャドーイングの効果の検証を行い、以下の成果を得た。1)VSの音声は他の母語話者(に比べ自然さも印象も低い. 2)VSの音声には喉頭の緊張が頻繁に起こり、苦しそうに聞こえる原因となっている。1)2)共に母語の影響が考えられる 3)シャドーイングを用いた発音訓練前後のVSの発音の韻律的特徴を分析したところ、発話速度などにおける問題点が明確になり、これらの多くにはシャドーイングの訓練が有効である。4)発音熟達者のラーニングヒストリー調査を通じて,発音熟達者は共通して「高さ」に対する意識が強い.
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