研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究課題では、イギリスが建設したインドにおける植民都市の歴史的な形成過程を、一次史料を用いて明らかにした。この過程で、オランダの植民都市も比較の対象として検討した。特に、都市が諸チャーターにより法人格を付与され統治領域を確定していく点に注目し、17世紀後半のマドラス、ボンベイを中心に検討した。その成果は、研究書、実証論文の発表に加え、平成26年度に出版予定の2冊の論文集に論文の形で発表される予定である。この結果、植民都市とその外部世界の境界領域における社会史的問題の検討が今後の課題となり、特にEIC期と帝国期の史料の関係性が史料論として確立されるべき論点として剔抉された。
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