・2014年6月に上海市の同済大学を訪問し,研究協力者の王徳教授と,上海社会地図の編集方針について協議した.2015年1月には,同済大学の王徳教授および研究員・院生5名を名古屋大学に招へいし,最終的なデータの検討及び,地図の作成を行った. ・本年度検討した地図の項目は,次のとおりである.1)総人口・人口密度,2)年齢階級別人口,3)就業別人口,4)教育歴別人口,5)出生省別人口,6)現在地居住年数,7)住居形態である.1)-5)は,常住人口,戸籍人口,外来人口ごとに集計した.集計の空間単位は街道である. ・2008年上海第2回経済センサス・データを用いて,従業地ベースの産業別人口分布図を作成した. ・人口センサスについては,2010年データを用いた検討が可能な上記にあるが,小地域データに関しては使用上の制約があるので,とりあえず利用可能な2005年データを用いて,年齢構成の分布パターンの詳細な分析を行い,名古屋大学文学部研究論集にて発表した.
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