本研究は、現代日本社会における売買春(セックスワーク)を核とする性産業をグローバル化との関係で考察することを目的とし、性産業に従事する女性に聞き取りをして、顧客との関係には複雑な感情労働が存在することを明らかにした。世界各地の地位向上運動に携わる関係者やイベントに参加して、その実態や国別の相違などを明らかにした。国際ワークショップ「グローバル化するセックスワーク」やSexuality, Trauma and Social Suffering in East Asiaの開催を通じて研究者のネットワークを確立した。また緊縛などの世界普及について調査をし発表した。
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