研究課題/領域番号 |
23653002
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石川 クラウディア 名古屋大学, 留学生センター, 准教授 (10283467)
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キーワード | 国際情報交換 / ドイツ、オーストラリア / オーストラリア / 出入国管理法政 / 外国人材育成政策 |
研究概要 |
本研究の目的は、1)外国人技能実習生、2)経済連携協定(EPA)に基づいた外国人看護士・介護士、そして、3)外国人留学生等の受け入れ制度を対象に、日本の入国管理法政における人材育成施策推進のインパクトと可能を明らかにすることである。また、ドイツとオーストラリアの外国人材育成プログラムとの比較を行いながら、移民政策における外交、ソフト・パワーおよび国際的キャパシティー・ビルディングの役割を分析することである。上記の目的の達成に向けて、平成24年度に関して、執筆者が主に次の活動に取り組んだ: 1.文献・資料の調査、収集および分析(特に、政府開発援助および国際的経済ネットワークの構築に関する図書に基づいて、外国人材育成施策推進制度の実態を明確するため。) 2.研究テーマに関連のある「移民政策学会」への出席、資料収集と意見交換 3.研究成果の位置一部を含んだ「Immigration in Japan:Frameworks, conceptions, and prospects for migrant labour」との口頭発表を名古屋大学院法学研究科での実施 なお、平成24年4月末に研究代表者は腫瘍を伴う潜在性甲状腺機能低下が認められ、病因における精密検査の繰り返いし及び同時に生じた精神的な不安により、平成24年度に予定していた第二次現地調査(海外)、そして学会における中間報告等を行うことができなかった。科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)補助事業期間延長に申請し、承認が得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
「研究実績」にあるように、平成24年4月末に研究代表者は腫瘍を伴う潜在性甲状腺機能低下が認められ、病因における精密検査の繰り返いし及び同時に生じた精神的な不安により、平成24年度に予定していた第二次現地調査(海外)、そして学会における中間報告等を行うことができなかった。科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)補助事業期間延長 に申請し、承認が得られた。 なお、治療中との実態が続いている中、病状が安定してきたので、平成24年9月以降は資料収集・分析及び国内出張で少しずつ研究活動を進め始めている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、交付申請書に記載した「研究の目的」、「研究実施計画」のとおりに本研究を推進したいと考えている。具体的な方策は: 1.平成24年度に行えなかった国内調査研究の実施 2.7月~8月:海外調査研究の実施(オーストラリア:移民市民権省教育・雇用・労働省、オーストラリア国立大学、メルボルン大学) 3.資料調査および国内外研究打ち合わせから得た情報を分析・整理し、その結果を取りまとめた上に、成果の発表を行う。(8月~12月:最終報告の下書き、校閲;平成25年1月~3月:最終報告のまとめ、印刷、ホームページでの公開、国際イミグレーション・ジャーナルへの投稿;5月:移民政策学会大会での調査研究報告、「移民政策研究」への投稿(予定))
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度に残された助成金(564,564円)については、具体的な使用計画が下記のとおりである: 1.旅費(およそ333,000円):国内外研究調査・打ち合わせの実施(主に上記に記載したオーストラリア出張) 2.人件費・謝金(およそ100,000円)専門的知識および資料提供への謝金、研究報告の校閲、また研究成果のホームページへのアップロード援助への謝金 3.その他(およそ90,000円):研究報告の印刷、発行
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