研究成果については、主として地域防災計画関連の報告と災害時業務継続計画に関する研究とに分類される。 前者につき、2011年9月に大船渡市・陸前高田市の調査を、2012年に石巻市・女川町の調査を実施したあと、2013年に尾鷲市、志摩市、鳥羽市、津市、および四日市市の調査を実施した。それを踏まえて、研究報告「過疎地自治体における災害未然防止のための対応策の現状と課題」(日本科学者会議東海地区シンポジウム(2013年4月20日、愛知大学名古屋キャンパス))を実施し、同様に現在、三重大学人文学部法経論叢に前田定孝「災害法研究史」を三重大学法経論叢31巻1号に掲載中である。 後者については、三重大学社会連携研究センターの主催、同人文学部社会動態研究センターの企画による、四日市市地区リスクマネジメント研究会「企業防災・BCPセミナー」の講師として参加しつつ、さらに、前田定孝「災害時に自治体を機能させる:実効ある業務継続計画(BCP)の考え方」を『住民と自治』2012年7月号に掲載したあと、その後同年9月に岡山大学で開催された日本科学者会議第19回総合学術研究集会にて分科会報告「災害時に自治体を機能させる――実効ある業務継続計画(BCP)の考え方」を実施した。
|