昨年度実施できなかった海外調査を実施した。ドイツのマックスプランク研究所、ハイデルベルク大学等を訪問し、研究者と意見交換を行ったほか、欧州における消費者法及び知的財産法に関連する文献・資料の閲覧、収集を行った。特にデジタル製品やオンライン取引によって生じた新しい消費者問題を中心に調査を行った。 また、これまでの研究成果の中核となる部分について、「商標法の消費者法的役割ー品 質誤認概念を中心にー」として、同志社大学知的財産法研究会編『知的財産補の挑戦』(弘文堂 2013年)212頁ー234頁で公表した。 さらに、本研究の裁集報告会として大阪大学において2014年3月28日に、「知的財産法と消費者法の交錯領域の研究」と題する研究報告を行った。 さらに、これまでの研究成果をまとめた最終成果報告書を作成した。
|