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2011 年度 実績報告書

一党優位体制の功罪-自民党政権そしてその後

研究課題

研究課題/領域番号 23653037
研究機関京都大学

研究代表者

真渕 勝  京都大学, 公共政策連携研究部, 教授 (70165934)

研究分担者 笠 京子  明治大学, ガバナンス研究科, 教授 (90210822)
松浦 正孝  北海道大学, 法学研究科, 教授 (20222292)
宗前 清貞  琉球大学, 法文学部, 准教授 (50325825)
南 京兌  京都大学, 法学研究科, 准教授 (50432406)
徳久 恭子  立命館大学, 法学部, 准教授 (60440997)
研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2012-03-31
キーワード自民党 / 政権交代 / 総選挙 / 構造改革 / 公共政策
研究概要

研究成果は政治学会年報2012年I『自民党と政権交代』」として近く出版されることになっている。研究分担者の執筆した論文の概要は以下の通りである。
松浦正孝「プラザ合意と『平成政変』」は、1989(平成元)年に始まり、現在も進行中の政治変動を「平成政変」と捉え、その構造を探る前提として、1993年の宮澤政権崩壊による自民党単独政権終焉が起こるまでの過程を整理し、その原因を検討している。
中村悦大「有権者による政党システム認識の変遷」は、自民党による一党優位体制期と連立政権期との、有権者意識における政党システム認識の連続と変化を明らかにしている。
永戸力「ポスト構造改革の政策路線-労働市場規制を事例として-」は小泉政権以来の構造改革路線の継承を謳った安倍政権は、2005年9月の総選挙における自公の歴史的な大勝という有利な政治的条件を与えられていたにもかかわらず、短期間のうちに失速し、路線転換を強いられることになったが、それはなぜかという疑問を解明している。
笠京子「自民党政権の崩壊と公務員制度改革」は、政官関係の刷新を意味する公務員制度改革が自民党政権の崩壊によって漸く動き始めたことに注目し、その理由を明らかにしている。
宗前清貞「自民党政権下における医療政策-保守政権と社会政策-」は、自民党が支持基盤を固めていく時期であった1955年から75年にかけての医療政策を事例として、利益集団と自民党の関係を論じている。
徳久恭子「政権交代と教育の弾力化」は、教育政策が1960年代から多様化や弾力化,国際化を目指してきたにもかかわらず,具体的な改革を1990年代後半まで先送りされてきたことに注目して、1990年代に教育改革が促されたのはなぜかという問いに焦点を当てている。
南京兌「政権交代と省庁再編-1980年以降の韓国を事例に-」は、日本における政権交代と省庁再編の行く末を分析する視覚を、韓国の事例から得るという立場から、韓国における政権交代・政権継承が官僚組織の変化に与えた影響を分析している。

研究成果

(1件)

すべて 2012

すべて 図書

  • [図書] 自民党と政権交代2012

    • 著者名/発表者名
      日本政治学会年報委員会
    • 出版者
      木鐸社(印刷中)

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公開日: 2013-06-26  

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