研究課題
社会のダイバーシティ(多様性)が、ソーシャル・エクスクルージョン(社会的排除)をもたらすメカニズムを解明するとともに、ダイバーシティをポジティヴに評価・活用して、社会の活力維持につなげるための公共政策のあり方について研究を進めた。調査対象国における市民社会セクターの発展経緯や機能に関する研究と密接に関連させて、ダイバーシティ及びソーシャル・エクスクルージョンについて調査・分析し、国際比較研究が可能な定量的指標体系を試作した。具体的には、以下の研究成果を挙げることができた。・各調査対象国について、社会のダイバーシティおよびソーシャル・エクスクルージョンの現状分析、およびNPO/NGO、民間企業など市民社会アクターとの関係についての既存研究を整理し、文献データベースを作成するとともに、各国の特性について把握した。・調査対象国のダイバーシティおよびソーシャル・エクスクルージョンの現状を示す指標を作成するために必要なデータを収集、整理し、データベースを作成した。・調査対象国・地域の市民社会の特徴を表す「ダイバーシティ・インデックス(DI)」および「ソーシャル・エクスクルージョン・インデックス(SEI)」(仮称)の開発の為、各国社会のダイバーシティおよびソーシャル・エクスクルージョンの数量的な表現を試みた。・各国社会のダイバーシティおよびソーシャル・エクスクルージョンの状況と、各国の経済成長、起業、犯罪など、様々な社会経済パフォーマンスとの関係を定量的に分析した。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (5件) 学会発表 (18件) (うち招待講演 3件) 図書 (3件)
商経論集
巻: 第9巻第3号 ページ: 21-37
EMES-SOCENT Conference Selected Papers
巻: ECSP-LG13-59 ページ: 18pages
日本NPO学会ディスカッションペーパー
巻: 2013-004-J ページ: 11pages
ECO-FORUM
巻: vol.28, no.4 ページ: 51-67
文化経済学
巻: 10 ページ: 16-19