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2013 年度 研究成果報告書

在宅医療文化のビデオエスノグラフィー-生活と医療の相互浸透関係の探求

研究課題

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研究課題/領域番号 23653125
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 社会学
研究機関神戸市看護大学 (2013)
徳島大学 (2011-2012)

研究代表者

樫田 美雄  神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (10282295)

研究分担者 若林 英樹  岐阜大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (00378217)
堀田 裕子  愛知学泉大学, 現代マネジメント学部, 准教授 (10712226)
研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード在宅医療 / ALS患者 / 病いの語り / がん患者 / ビデオエスノグラフィー / エスノメソドロジー / 会話分析 / QOL
研究概要

以下の2点が、在宅療養者の生活文化を支えていた。
(1)人間性に関する表現行為(その資源としての在宅医療):ALS患者。患者は、介護者Aを利用して、介護者B向きの音楽をながして、みずからの「おもてなしの気持ち」を表現していた。自分に対する医療を他者に対するおもてなしに顴骨脱胎して生活文化を維持していた。
(2)演劇的現場としての在宅医療:末期大腸がん患者。患者は、次男の付き添いを受けるにあたって、親孝行の養老伝説(岐阜)を活用していた。世話を受ける状況の全体を、あたかも演劇上演であるかのように変更することで、気詰まり感を緩和していた。

  • 研究成果

    (21件)

すべて 2014 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (9件) 学会発表 (6件) 図書 (3件) 備考 (3件)

  • [雑誌論文] 声の回路と手の回路-意思疎通困難者をめぐる相互行為分析2014

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子
    • 雑誌名

      愛知学泉大学現代マネジメント学部紀要

      巻: 2 ページ: 53-67

  • [雑誌論文] 障害スポーツの可能性2013

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 雑誌名

      現代スポーツ評論

      巻: 29 ページ: 2-15

  • [雑誌論文] 学知のフラット化は研究世界に何をもたらしつつあるのか2013

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 雑誌名

      質的心理学フォーラム

      巻: 5 ページ: 110-113

  • [雑誌論文] インターネットにおけるがん療養関連情報の新たな評価への試み‐生活における有意味さに注目した医療情報社会学的試論2013

    • 著者名/発表者名
      香留美菜, 松浦智恵美, 樫田美雄
    • 雑誌名

      徳島大学地域科学研究

      巻: 3 ページ: 19-31

  • [雑誌論文] 総括の試み2012

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 雑誌名

      質的心理学フォーラム

      巻: 4 ページ: 93-95

  • [雑誌論文] 生活環境データをいかにして論文へ定着させるか-ビデオエスノグラフィーの経験とエスノメソドロジーの困難を中心に2012

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子
    • 雑誌名

      質的心理学フォーラム

      巻: 4 ページ: 75-79

  • [雑誌論文] 「社交」としての在宅療養場面-ビデオエスノグラフィーに基づく相互行為分析2012

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子
    • 雑誌名

      コロキウム

      巻: 7 ページ: 166-187

  • [雑誌論文] 在宅療養者と介護者の相互行為分析-ある脊椎損傷者の着替え場面に注目して2012

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子, 樫田美雄
    • 雑誌名

      徳島大学地域科学研究

      巻: 2 ページ: 1-16

  • [雑誌論文] 学生のこころをつかむ準備教育・教養教育 : ~市民ガバナンスの時代に生きる医療人育成に向けた社会学2012

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 雑誌名

      人類学, 行動科学の教育を考える

      巻: (印刷中)

  • [学会発表] 在宅療養文化の社会学-ビデオエスノグラフィーの試み2014

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 学会等名
      医療コミュニケーション研究会 第26回例会
    • 発表場所
      愛知県産業労働センター会議場ウィンクあいち
    • 年月日
      2014-05-31
  • [学会発表] 在宅医療文化のビデオエスノグラフィー2013

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子, 樫田美雄, 若林英樹, 市橋亮一
    • 学会等名
      第86回日本社会学会慶応義塾大学大会
    • 発表場所
      慶応義塾大学三田キャンパス
    • 年月日
      2013-10-12
  • [学会発表] 「声の回路」「手の回路」思疎通のやり方をめぐって2013

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子, 樫田美雄, 若林英樹, 市橋亮一
    • 学会等名
      日本質的心理学会第10回大会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2013-08-31
  • [学会発表] 在宅医療のビデオエスノグラフィー-ALS患者における在宅生活実践の探求2013

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄, 堀田裕子, 若林英樹, 市橋亮一
    • 学会等名
      日本質的心理学会第10回大会
    • 発表場所
      立命館大学
    • 年月日
      2013-08-31
  • [学会発表] ビデオエスノグラフィーで明らかになる在宅生活文化-社交としての在宅療養生活-2012

    • 著者名/発表者名
      堀田裕子, 樫田美雄
    • 学会等名
      第9回日本質的心理学会大会
    • 発表場所
      東京都市大学(神奈川県)
    • 年月日
      20120901-02
  • [学会発表] シンポジウム : 医療と生活文化心理学・社会学・看護学の豊穣化を目指して2012

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 学会等名
      第9回日本質的心理学会大会
    • 発表場所
      東京都市大学(神奈川県)
    • 年月日
      20120901-02
  • [図書] 「社会」と「文脈」を重視する理論, やまだようこ, 質的心理学ハンドブック(麻生武, サトウタツヤ, 能智正博, 秋田喜代美, 矢守克也編)2013

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 総ページ数
      583
    • 出版者
      新曜社
  • [図書] 研究道-学的探求の道案内2013

    • 著者名/発表者名
      須田木綿子, 鎮目真人, 西野理子, 樫田美雄
    • 総ページ数
      320
    • 出版者
      東信堂
  • [図書] 在宅医療のエスノメソドロジー(平成23 度徳島大学総合科学部地域調査演習報告書&樫田ゼミゼミ論集)2012

    • 著者名/発表者名
      樫田美雄
    • 総ページ数
      134
    • 出版者
      徳島大学総合科学部社会学研究室
  • [備考] Web サイト

    • URL

      http://kashida.world.coocan.jp/kasida/2011houga/2011houga-top.html

  • [備考] 樫田美雄, 『医療と日常の混交として「在宅医療の文化」を探求する, 新しい社会学』, 回廊11号, 7, 2014

  • [備考] 堀田裕子, 『在宅療養における当事者の声をきく』, 中部経済新聞, 2013.8.13

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公開日: 2015-06-25  

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