2013 年度研究成果報告書

在宅における医療的ケアの実践と論理：　エスノメソドロジー・会話分析の視点から

研究課題

研究課題/領域番号	23653133
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	基金
研究分野	社会学
研究機関	北星学園大学
研究代表者	水川喜文北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (20299738)
研究期間 (年度)	2011 – 2013
キーワード	エスノメソドロジー / 会話分析 / 医療的ケア / 障害者自立生活
研究概要	本研究では、障害当事者が設立したNPO・自立生活センターなどにおいて実践されている、在宅における介助者等による人工呼吸器装着者へのたんの吸引などの「医療的ケア」に対して、エスノメソドロジーの視点を用いた在宅場面のビデオ録画を用いたエスノグラフィー、当事者・介助者へのインタビューなどを行った。その中でも本研究ではALS者の医療的ケアにおけるコミュニケーション問題に焦点を当て、「口文字(盤)」と呼ばれる当事者と介助者の協働によるコミュニケーション方法がどのように行われるかを中心にエスノメソドロジー･会話分析の発想をもとにして考察した。