研究課題
挑戦的萌芽研究
沖縄県における米軍基地の地代支払いは当初想定したよりもかなり広範囲においておこなわれており、今回の経費と時間とでは十分に深い調査を行うことが出来なかった。それでも大きな収穫は、米軍の利用する沖縄県の土地は北部と中部とに集中しているが、しかしその軍用地料の使途と配分に関しては大きな対照的な相違のあることが判明した。すなわち、北部地区の軍用地においては地代配分に関して市町村が主導権を握り、中部地区に関しては地域自治組織の中でも各地域の地主会が大きな役割を果たしているということだ。
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佛教大学社会学部論集
巻: 55号