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2013 年度 実績報告書

ブール代数分析法による社会的カテゴリーイメージ分析の定式化

研究課題

研究課題/領域番号 23653141
研究機関大阪経済大学

研究代表者

石田 淳  大阪経済大学, 人間科学部, 准教授 (40411772)

キーワード質的比較分析 / ブール代数分析 / エージェント・ベースド・シミュレーション / ナショナル・アイデンティティ
研究概要

本研究課題は、ブール代数分析を前提とした調査設計に基づいた質問紙調査を実施し、人びとがもつ社会的カテゴリーイメージをブール代数式として把握・分析するという新しい分析手法を確立することを目的とする。さらに、経験的研究の成果を受けて、イメージ生成過程を一種のエージェント・ベースド・モデルとして表現することを試みる。具体的には、「日本人」という社会的カテゴリーについてのイメージを取り上げ、(1)ブール代数分析の社会的カテゴリー研究への応用可能性、(2)「日本人」イメージの分布とナショナリズムの関係性、(3)イメージ生成に関する理論的考察、を解明目標とする。
本年度は、「日本人」イメージを主題とする2,000サンプル規模のインターネット調査を企画し、10月に実査を行った。調査の主要な項目として、国籍・在住・血統・言語のあるなしを組合せた16パターンのプロフィールを調査対象者に提示して、日本人であるかどうかを判断してもらった。この結果の分析を通して、人びとに共有される「日本人」イメージのパターンを抽出した。また、イメージのパターンの違いと属性・社会的地位要因、そして地域の外国人顕在性という地域特性との関連を分析した。これらの成果は平成26年3月の数理社会学会大会で報告された。さらに、平成26年7月の世界社会学会大会において報告が決まっており、最終的には成果を論文の形でまとめて平成26年中には刊行する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] An Analysis of Imagined Boundary of the "Japanese": Results from an Internet Survey in Japan2014

    • 著者名/発表者名
      Atsushi Ishida
    • 学会等名
      The 18th World Congress of the International Sociological Association
    • 発表場所
      Yokohama
    • 年月日
      20140713-20140719
  • [学会発表] 「日本人の条件」と社会的属性の関連――インターネット調査の結果2014

    • 著者名/発表者名
      石田淳
    • 学会等名
      第57回数理社会学会大会
    • 発表場所
      山形大学
    • 年月日
      20140307-20140308
  • [備考] 石田淳の略歴・研究業績

    • URL

      http://www.geocities.jp/daishiatsu/index.html

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公開日: 2015-05-28  

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