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2012 年度 実施状況報告書

WEBデータベースによる子ども虐待研修の共有システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23653162
研究機関相愛大学

研究代表者

原 佳央理  相愛大学, 人間発達学部, その他 (50441093)

研究分担者 岡本 卓也  信州大学, 人文学部, 准教授 (30441174)
キーワード子ども虐待 / Webデータベース / 研修
研究概要

本研究の目的は、(1)子ども虐待のケースに携わる児童福祉司等の社会福祉専門職のための研修の実態や対応事例について、全国レベルで網羅的に把握し、(2)それらをWebデータベース化し、検索活用システムを構築することである。また、(3)開発したシステムの普及および評価を行うことを目的としている。
本年度は、児童相談所を対象とした質問紙調査を実施した。対象者は全国の児童相談所長228名、および児童福祉司1688名(比例割当法による抽出)である。児童相談所長を対象とした調査の内容は、ケース記録の電子化の状況、データベース利用の有無や頻度、機関としてケース対応に迷った際の対応方法等である。児童福祉司を対象とした調査の内容は、ケース記録の記録方法、ケース対応、研修の参加状況、機関・自治体内外での事例の共有等についてである。
収集の方法は郵送によるアンケートで、各児童相談所に、① 所長用調査票および② 児童福祉司用調査票を郵送し、所長に①への回答と、児童福祉司へ②の調査票配布を依頼した。所長および児童福祉司には、返信用封筒にて、各自、調査票を返送してもらった。
この調査結果により、ケース記録の電子化の状況、研修および事例共有の実態を把握するとともに、Webデータベースの内容をより精査していくことができる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

質問紙調査を実施し、データの分析を行った。一方、データベースの構築・評価はできなかった。その理由は、研究代表者が10月に出産し育児に専念せざるをえなくなり、研究を進めることが困難だったからである。

今後の研究の推進方策

質問紙調査を補う形で、児童相談所の児童福祉司、児童福祉分野の研究者等に面接調査を行う。それをもとにWebデータベースの内容を検討しWebデータベース化を行う。システムの試作版ができた時点で、暫定的な利用者を募って試用してもらい、システムの利便性や内容について意見を聴取する。それをもとに、システムを改良し、評価・普及を行う。
また、国内の学会において成果報告を行う。

次年度の研究費の使用計画

消耗品・・・文献調査のための図書や文房具等
旅費・・・面接調査の実施のための旅費および国内学会にて成果報告を行うための旅費等
謝金等・・・面接調査のデータ入力およびWebデータベース化のための人件費等
その他・・・Webデータベース化およびシステム構築とその維持管理の委託費等

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公開日: 2014-07-24  

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