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2011 年度 実施状況報告書

生涯教育におけるESP教授法の開発-直島観光ガイド英語研修の実践を通して

研究課題

研究課題/領域番号 23653189
研究機関香川大学

研究代表者

水野 康一  香川大学, 経済学部, 教授 (20243751)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワード生涯教育 / 英語教育 / 学習動機づけ / ESP
研究概要

本研究課題は,1)生涯教育として英語を学んでいる人,および観光地においてボランティアガイドを行っている人を対象に,英語講習会を継続的に実施し,2)受講者である成人(中高年)学習者の英語学習動機づけと言語習得に関する調査を通じて,3)外国人観光客に通訳案内をするための英語教授法と教材を開発することを目的としている。 1)については,当初直島において行う予定であったが,受講者の都合から高松市内の香川大学内において実施している。講師(研究代表者)が公務出張の場合を除いて,基本的に毎週土曜日午前に2時間実施しており,7月よりこれまで計25回開講してきた。受講者は10名で一回あたりの参加者は平均5名である。 2)については,英語講座の参加者を対象として,アンケートおよびインタビュー調査を行い,データを収集した。しかし,サンプル数が少ないこと,個人に関わる要因が大きく,まだ一般化が困難な状態で,現時点では目に見える成果として好評できていない。今後も効果的な統計処理法を検討しつつ,引き続きデータの収集に努めたい。 3)教材については,取り扱う観光地として,直島に加えて,高松市の栗林公園を加えるべく情報の収集を行った。多くの学習者が興味を持って学べるよう,日本庭園紹介や日本文化全般も取り入れる予定である。栗林公園においてボランティア通訳ガイドを行っている香川SGGというグループから情報提供を受けた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

英語講座の実施と教材の準備(資料収集)はほぼ計画通りに進んでいる。実践に多大な時間と労力を費やしておりながら,成人学習者の英語学習動機づけと言語習得に関する調査研究では期待されたような成果が上げられていない。教材のデータは着実に収集できているが,教授法についてはまだ試行錯誤の段階である。

今後の研究の推進方策

成人学習者の英語学習動機づけと言語習得について基本的な理解を得ることは,効果的な教授法や教材開発のために必須である。実践を通じての調査は困難であるが,アクションリサーチの手法について再検討するとともに,データ処理法についても,共分散構造分析,データマイニング法,ノンパラメトリック法などさまざまな手段を検討する。

次年度の研究費の使用計画

引き続き専門書籍(学習動機づけおよびデータ処理手法に関するもの)の購入,統計ソフトウェアの導入,音声データ文書おこしの謝金,現地および先進事例地への調査旅費,および学会研究会への出張旅費,として使用する。

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公開日: 2013-07-10  

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