• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

香りを用いた芸術療法「アロマコラージュ療法」の開発および効果の検討

研究課題

研究課題/領域番号 23653208
研究機関作新学院大学

研究代表者

福島 明子  作新学院大学, 人間文化学部, 准教授 (20334568)

キーワードアロマセラピー / フレグランス / コラージュ療法 / アートセラピー / 健康心理学 / 感覚
研究概要

本研究では、人間の自然治癒力に働きかけるアロマセラピーにコラージュ療法を導入した、香りを使った初めての芸術療法「アロマコラージュ療法」を開発し、体験中、体験後の変化について心理・社会・身体的側面から検討を行った。
平成23年度はアロマコラージュ療法による自律神経系への効果、および社会的効果について、平成24年度は本療法独自に考案した「作品と向き合うためのワーク」がシェアリングにおける語りにもたらす効果について検討を行った。平成25年度は、アロマコラージュ療法において創作したフレグランスによる心身、および作品に対する意識への芳香浴効果について検討を行った。また、研究期間前に実施した調査結果のとりまとめも行った。
その結果、アロマコラージュ療法による気分や身体感覚の緩和、アロマコラージュ療法による欲求充足、グループで複数回アロマコラージュ療法を体験することによる社会的スキルの向上、および作品変化・作品における自己拡大、「作品と向き合うためのワーク」による気づきの促進・作品受容の高まりなどの効果がみとめられた。平成24年度までに実施した研究成果は著書、学術誌、学会において発表し、平成25年度の研究成果については学術誌に投稿準備中である。さらに適応指導教室の不登校児童生徒、自閉症児親の会、東日本大震災の被災者などを対象にしたアロマコラージュ療法による支援活動にも積極的に取り組み、よりスムーズで効果的な実施方法の確立に努めた。
以上のようにアロマコラージュ療法による心理・社会・身体的効果が明らかにされ、また問題や困難を抱えた方たちへの支援活動をとおし、よりスムーズで効果的な実施手続きも確立した。自然療法(アロマセラピー)と心理療法(コラージュ療法)を融合した、香りを使った新たなアートセラピー、嗅覚を中心とする感覚をとおした心身へのアプローチ法が確立されたといえる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アロマコラージュ療法における作品と向き合うワークの効果2013

    • 著者名/発表者名
      福島明子
    • 学会等名
      日本健康心理学会第26回大会
    • 発表場所
      北星学園大学
    • 年月日
      20130907-20130908

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi