2008年以来、インドネシアとフィリピンから多くの看護師・介護士候補が来日している。本研究の目的は、彼らのメンタルヘルスに、ストレスマネジメント教育研修が及ぼす効果を縦断的に評価することであった。ストレスマネジメント教育は、語学研修所入所直後に実施した健康調査結果を一月後に返却する際に3時間実施した。また語学研修修了直前に再度評価した。 456名の看護師、356名の介護福祉士候補の結果を分析したところ、ストレッサはフィリピン人が、ストレス反応と心身症状はインドネシア人が高かった。Webを用いて今でも彼らと連絡がとれ、継続的なメンタルヘルス評価と、緻密なサポートが提供できる体制作りができた。
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