本年度は、共同研究者の指摘をうけ、さらなるコントロール実験を行い、またその結果と本実験の成果を踏まえ、論文の作成をおこなった。コントロール実験を行ったのは、われわれの実験の場合、被験者が研究者の意図を読み取り、そのことが結果に反映したという解釈を完全には否定しきれなかったためである。実験では、13人の被験者に対して、本実験と類似の教示で、窮屈ではないいくつかの異なる姿勢で、頬に触っているのが、手なのか足なのかの確信度を聞いた。その結果、本実験に見られるような結果は得られず、姿勢が確信度に影響しなかった。このような研究成果を踏まえわれわれは論文を作成し、ほほ完成した。論文はPerception誌に投稿予定である。
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