研究課題
挑戦的萌芽研究
空間的知覚における視聴覚情報の無意識的な相互作用の実証を試みた。まず、無意識的な聴覚刺激提示法を確立した。続いて、無意識的な視覚(聴覚)刺激が、その後の聴覚(視覚)判断に影響を及ぼすかどうか実験的に検討した。結果は、2次元的な空間定位において視覚刺激が聴覚刺激に有意に影響することを示した。一方、2次元的な運動方向、3次元的な定位と運動方向においては有意な効果が認められなかった。聴覚刺激の影響は相対的に小さいものであった。これらの結果により、無意識的な相互作用を示し、また、相互作用の成立に関わる基本的な条件を明らかにすることができた。
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Bulletin of the Faculty of Human and Social Studies : Saitama Institute of Technology
巻: Vol. 11 ページ: 27-32