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2012 年度 実施状況報告書

授業過程評価スケール(修士課程用)の開発-教育評価システムの構築を目指して-

研究課題

研究課題/領域番号 23653240
研究機関千葉大学

研究代表者

舟島 なをみ  千葉大学, 看護学研究科, 教授 (00229098)

研究分担者 中山 登志子  千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (60415560)
キーワード授業評価 / 看護系大学院 / 修士課程 / 尺度開発
研究概要

本研究は、看護系大学院の教育評価システム構築に向け、授業改善に有用な評価スケールとその活用ガイドを開発することを目的とする。この目的達成に向け、平成24年度は、次に示す研究を実施した。
1.評価スケール開発に不可欠な看護系大学院修士課程の学生が授業を評価する視点の解明と信頼性の検討:昨年収集したデータに追加収集したデータを加え、再度Berelson,B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析を用い、分析した。その結果、51カテゴリが形成され、看護系大学院修士課程の学生が授業を評価する51視点が明らかになった。また、研究者2名によるカテゴリへの分類の一致率は75%以上であり、カテゴリが信頼性を確保していることを示した。
2.教育評価システムに不可欠な授業過程評価スケール-看護系大学院修士課程用-の作成と内容的妥当性の検討:解明した看護系大学院修士課程の学生が授業を評価する51視点のうち、授業の過程を評価する36視点に基づき37質問項目を作成した。また、作成した37質問項目の尺度化とレイアウトを行った。専門家会議、パイロットスタディを行い、作成した尺度の内容的妥当性を検討し、尺度を修正した。
3.授業過程評価スケール-看護系大学院修士課程用-の信頼性・妥当性の検証:尺度の信頼性・妥当性の検証に必要なデータを収集するため、看護系大学院において授業を担当する教員に研究協力を依頼し、現在16授業67データを収集した。
次年度、データ収集を継続し、200程度のデータを収集し、尺度の信頼性・妥当性を検証する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

現在、看護系大学院修士課程の学生が授業過程を評価する36視点に基づき、授業過程評価スケール-看護系大学院修士課程用-を作成し、その信頼性・妥当性の検証に必要なデータを収集している。次年度、データ収集を継続し、計画通り、開発した尺度の活用ガイドとその有効性を検証する。

今後の研究の推進方策

大学院の授業は1授業への参加学生が少なく、尺度の信頼性・妥当性の検証に必要なデータ数を今年度中に収集できず、データ入力できなかった。平成25年度データ収集を継続し、本研究課題を計画通り推進する。

次年度の研究費の使用計画

大学院の授業は1授業への参加学生が少なく、尺度の信頼性・妥当性の検証に必要なデータ数を平成24年度中に収集できず、データ入力できなかった。そのため、平成24年度に未使用となったデータ入力費を平成25年度に使用する。
また、平成25年度に計画している活用ガイドの作成と有効性の検証に必要な調査、データ入力、研究成果発表に研究費を使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 看護系大学院修士課程に在籍する学生が授業を評価する視点の解明

    • 著者名/発表者名
      中山登志子
    • 学会等名
      第32回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム(東京都)
  • [学会発表] 学生の授業評価視点を反映した質問項目の作成「授業過程評価スケール-看護系大学院修士課程用-」開発を目ざして

    • 著者名/発表者名
      中山登志子
    • 学会等名
      第19回大学教育研究フォーラム
    • 発表場所
      京都大学(京都府)

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公開日: 2014-07-24  

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