研究課題/領域番号 |
23653247
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
末本 誠 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80162840)
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研究分担者 |
朴木 佳緒留 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (60106010)
平川 景子 明治大学, 文学部, 准教授 (40318663)
浅野 かおる 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10282253)
上原 慎一 北海道大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (10269136)
廣森 直子 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教 (40315536)
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キーワード | 生涯学習 / 社会教育 / 労働の場 / 職業 / 労働者教育 / エンパワメント / 社会的排除 |
研究概要 |
本研究は、日本社会教育学会の組織的な研究活動と連動させながら、コーパスの構築を通して社会教育研究として労働・職業関連の生涯学習の、今日における基本的イッューを解明することを目指すものであった。研究期間中、明治大学を会場にほぼ月一回の定例研究会に実地調査を組み合わせた研究活動を行い、その成果を日本社会教育学会の6月研究集会、および秋の研究大会のプロジェクト研究「労働の場のエンパワメント」として提示し、広い論議を組織してきた。研究活動の柱として設定した、①経済構造の変化が労働・職業関連学習に及ぼす影響 ②労働者教育の組織および体制 ③労働・職業を軸とした教育論の再構成 ④社会的排除問題との関連 ⑤成人学習方法論の探求は、定例の研究会のテーマおよび報告者の選定の基本として位置づけられ、上記の研究活動が組織された。 こうした研究活動を通じて、生み出された成果は次のとおりである。 ①近年の経済構造の変化の中で非正規労働に従事する若者を中心として、労働と職業に関する生涯学習として論議すべき新たな課題が生起していることが確認された。②これを社会教育研究としてさらに深め、かつ広げるために、日本社会教育学会はそれまでプロジェクト研究として進めてきた「労働の場におけるエンパワメント」を、2013年度秋に刊行予定の学会の年報のテーマとすることが決定され、現在その編集が進んでいる。③労働・職業に関する生涯学習関連の基本イッシューを明らかにするための方法としたコーパスの一部を、『社会教育・生涯学習辞典』(2012 朝倉書店)での項目および執筆者の選定に活かすことができた。④2012年11月に、モロッコのマラケシュで開かれた「第3回国際生涯学習会議」に参加し、労働・職業に関する生涯学習の国際的な議論に加わった。
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