本研究による各専門科目における野菜の耕作体験の導入、食育に関する講義や実践活動体験演習の実施、卒業研究における食育実践活動を中心にした研究テーマの実施を通して、学科所属教員の食農教育に対する理解が大きく進んだ。その結果、各専門科目において学習内容に関連づけ積極的に大学農園における野菜栽培を授業で継続的に活用するようになった。現在では非常勤講師担当の専門科目においても栽培体験を年間を通じて導入するようになった他、授業で大学農園の存在を知った在学生が、積極的に課外で野菜栽培を希望する者が現れるようにもなった。以上から、本研究の目的は十二分に達成されたと考える。
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