本研究は、明示的手続きで着手しやすく小規模データに適用可能な質的データ分析手法SCAT(Steps for Coding and Theorization)を、さらに広く活用可能にすることを目的とした. そのため、①利用者へのインタビュー、②この手法の獲得のためのワークショップの記録とその分析、③国外での調査を行った. その結果、チュートリアル論文の公開、②学習・利用の際の問題点とその解決法の蓄積と③WEBページでの公開、④英文WEBページの公開、⑤国外で現地の言語によるワークショップの開催を行った.その結果、⑥SCATを用いた4本の英文論文の国際学術誌での採録にまで至った.
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