研究課題/領域番号 |
23653268
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
高地 秀明 広島大学, 入学センター, 教授 (70403508)
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研究分担者 |
永田 純一 広島大学, 入学センター, 准教授 (70330959)
杉原 敏彦 広島大学, 入学センター, 教授 (00379851)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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キーワード | 高校生の進路選択意識 / 高校生の進路選択おける保護者の役割 / 高大接続 |
研究概要 |
本研究は、高校生の進路選択における意思決定プロセスに関して、保護者がどのような役割を果たしているのか、を明らかにすることを目的としている。その為、高校生と保護者の両方を分析対象者とし、アンケート調査分析(量的分析)やインタビュー調査(質的分析)を実施するものである。また、国内外の比較を行うことで、意思決定プロセスの普遍性や固有性を解明するといった新しい試みを行うことを目指している。 研究計画1年目では、まず国内と国外(米国)における量的分析調査と一部のインタビュー調査における予備調査を行った。国内では、大学説明会において保護者対象のアンケートを実施し、約250名分の回答を得た。また、米国の高等学校と姉妹校締結を行っている国内の二つの高等学校の協力を得て、生徒と保護者に対するアンケート調査を実施した。国内の調査回答数は生徒約800名分と保護者が約300名分であり、米国の高校では、約100名分の回答を得た。研究実施計画で予定されていた国内と米国でのインタビュー調査は、調査対象校との調整の為、次年度に実施する計画である。回収されたアンケートについて現在分析中であり、分析結果については次年度に研究会等において発表する予定である。また、前述の海外の高校と姉妹校締結をしている国内高校の協力を得て、米国以外にオーストラリアにおいても調査が可能となり、次年度にアンケート調査とインタビュー調査を実施する予定で準備を進めている。これらによって、国内と国外の比較調査等が可能になると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は、高校生の進路選択における意思決定プロセスに関して、保護者がどのような役割を果たしているのか、を明らかにすることを目的としている。そのための国内外の調査を実施する上で、平成23年度においては、まず、調査内容・項目、調査実施方法等を検討した。その上で、国内の高等学校2校及び米国の高等学校1校においてアンケート形式による調査を実施した。その結果、国内高等学校では生徒約800人と保護者約300人、海外高等学校では生徒約100人と保護者約100人からそれぞれ調査用紙を回収することができた。現在はその統計処理、分析に着手しているところである。
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今後の研究の推進方策 |
平成24年度については、国内の高等学校における調査を継続しながら、海外の高等学校生徒と保護者への調査も充実する予定である。特に、米国以外にオーストラリアにおいてもアンケート調査を行うとともに、現地の高校教員や保護者等にインタビュー調査を実施し、「高校生の進路選択における意思決定プロセス」に関する背景等にも着目することを目的に調査を進めたい。さらに、東アジアの国・地域において同様の調査を実施することを検討している。これらを量的分析及び質的分析を実行して、本研究の目的に迫りたいと考えている。
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次年度の研究費の使用計画 |
アンケート調査で得られた情報を電子化するための経費、海外でのアンケート調査に関わる実施経費(調査用紙印刷、送付回収に係る経費)、現地でのインタービュー調査に係る旅費、通訳等への謝金などの経費支出を見込んでいる。
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