研究課題/領域番号 |
23653274
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
LANGAGER Mark 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (00338287)
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キーワード | Water / Literacy / Knowledge |
研究概要 |
過去の研究結果概要としては、共編のモノグラフが1月に刊行された。これは所属研究機関付置の教育研究所が和英両文にて刊行しているもので、オンラインと印刷物の双方の形態で読むことができるため、広く世間に向けて発信することが可能となっており、本研究課題に対する多くのスペシャリストたちと協議するきっかけにもつながっている。2014年3月29日にはオープンフォーラムを研究機関で開催し、約45名の参加があった。参加者たちは各専門分野に分かれて討議を行い、次世代に必要なウォーターリテラシーとはどういうものかにつき、様々な側面から語り合うよい機会となった。 また、2014年6月にアメリカはモンタナ州で開催予定の「プロジェクトWET」の年次大会で本フォーラムの結果を発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
喜ばしいことに、日本だけでなく、国際的にもウォーターリテラシーへの関心は広がっている。しかし、本研究成果が同時に別公的研究資金(環境総合研究推進費)による2015年度以降の持続可能な地球開発という別への道も開いたこと、さらに、研究代表者の学内役職就任なども手伝ってウォーターリテラシーの研究そのものへの集中がまったくできなかった。しかしながら、両研究には引き続き細心の注意を払って進めていく所存であり、本研究については一年の研究期間延長を認められたところである。
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今後の研究の推進方策 |
2014年度中に、イスラエル・パレスチナ・アメリカを再訪し、この地域のウォーターリテラシーに関するさらなるデータ収集を行う予定である、これらのデータは分析後様々な場で報告することになる(その中には、今後開催予定のウォーターリテラシーオープンフォーラムも含まれる)。また翻訳依頼による結果の転載も試みたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
別の資金配分があったことに加え学内役職就任で多忙を極め、予定していた研究がまったく進められなかった。 残額はイスラエルとパレスチナへの海外出張によるデータ収集と、収集したデータの翻訳・分析の謝金に利用する予定である。後者は2014年の夏と2015年1月・2月に、また前者は2014年末から翌年初めにかけて行う。
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