小学校音楽教育における「音楽づくり」は、指導要領に取り入れられて20年以上が経過しているが、教師にとっては内容や指導法が理解しにくいと言われており、現場で実践が十分に広がっているとは言えない状況にある。そこで、教員養成大学の初等音楽科教育法の授業の中で「音楽づくり」を指導するプログラムを開発して実践し、学生の反応を分析した。その結果、1コマ(1時間半)のプログラムでも、「音楽づくり」のエッセンスをつかむことができ、94.7%の学生が将来教員になったときにやってみたいという意欲を持つことができた。
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