研究課題/領域番号 |
23653309
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
二井 正浩 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (20353378)
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研究分担者 |
原田 智仁 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 教授 (90228651)
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キーワード | グローバルヒストリー / 内容構成 |
研究概要 |
①本年度はアメリカ合衆国および英国でのグローバルヒストリーの内容構成に関する情報を収集した。具体的には,アメリカ合衆国メリーランド州・Springbrook High SchoolのMs.Sharon Cohenよりグローバルヒストリーカリキュラム(World History for Us All)に基づく授業に関する情報収集,英国・リーズ郊外のBenton Park SchoolのMr.Rick Rogersよりビッグヒストリーカリキュラムに基づく授業に関する情報収集を行った。 ②全国社会科教育学会(2012.10.21,岐阜大学)では「World History for Us Allにおける構成原理」と題して学会発表を行い,社会系教科教育学会が刊行する『社会系教科教育学研究 №24』に査読付きA論文として「グローバルヒストリーとしてのWorld History for Us Allのカリキュラム構成」が掲載された。 ③地理教育と歴史教育を関連させる視点について考察するため,アメリカ合衆国ニューヨーク州の高等学校必修科目「グローバルスタディーズ」および「グローバルヒストリー」の分析を行い,その特色について整理した。 ④自国史と世界史の統合について考察するため,英国の教育団体であるSchool History Projectが編集した歴史教科書"SHP HISTORY"の7~9学年の分析を行い,その特色について考察した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
①グローバルヒストリーの内容構成の原理の整理や教材開発事例の収集が順調に進んでいる。 ②地理と歴史の融合,および日本史と世界史の癒合について,具体的な事例をもとに分析が進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
①引き続き,海外調査を行い,グローバルヒストリー教育についての情報収集を行ない,世界史教育の充実に生かす視点を明確にする。 ②日本における地理歴史科の必修問題に対処するための視点を米英の実践から明確にする。
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次年度の研究費の使用計画 |
科研費の大部分は,調査費として使用する予定。残りは,調査に伴って必要となる書籍等の購入,調査結果の普及等に使用する。
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