研究課題
挑戦的萌芽研究
五角数定理とその一般化は,無限サイズの行列の組が,或る差分関係式(五角数方程式)を満たす時,その行列の跡等式として得られる.五角数方程式の内容は,二つの行列が殆ど共軛ということだが,それにも拘わらず,跡に差がでる(アノマリー)という無限サイズ特有の現象が起きるのである.五角数方程式の解を具体的に書くことで様々な興味深い等式,特にq-超幾何級数の反転公式が得られる.この背後にある,不変式論・表現論,及び,非可換世界を明らかにすることで,超幾何の地平を拡げた.特に,一見あきらかでない対称性を双対性(dual pair)の視点から取り出し,群論的機構を追究した.
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数理研講究録 {1825}(2013)"表現論と非可換調和解析の展望"
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