研究課題
挑戦的萌芽研究
陽電子1個と電子2個からなる3体の束縛状態であるポジトロニウム負イオンの消滅率を、従来よりも高い精度で測定することを目指して研究を行った。はじめに、ポジトロニウム負イオンを高効率で長時間安定に生成する手法の開発を行った。その結果、ナトリウムを1原子層蒸着したタングステンを用いれば、数日間にわたってポジトロニウム負イオンを高効率で生成することが可能であるという結果が得られた。次に、測定精度に関する詳細な検討を行い、実験装置の製作を行った。24年内には消滅率の新しい測定結果が得られるはずである。
すべて 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (5件)
New Journal of Physics
巻: 14巻 ページ: 015003-1-6
日本物理学会誌
巻: 67巻 ページ: 333-337