寒天ゲルや粉体などのソフトマター材料のレオロジー特性を明らかにすべく,高速および低速の衝突実験を行った.寒天ゲルについては,鉄球を高速で衝突させ,その応答から粘弾性特性を推定する手法を開発した.開発した手法には様々な限界もあるが,画像解析により粘弾性特性を推定する技術を確立した.また,粉体については,鉄球の低速衝突実験を行い,その際に粒子のスリップや再配置により放出されるAE(Acoustic emission)イベントを計測した.得られたデータより,粉体のスリップや再配置イベントの統計がべき分布に従うことが分かり,その特性は地震等の天然現象と比較された.
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