研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、常温における陽子の高偏極を生成し、それを炭素13の超偏極に適用することを目的としている。パラ-ターフェニルをホスト分子とし、ペンタセンをゲスト分子とした単結晶を試料として偏極実験を行った。研究の結果、同分子中での陽子偏極緩和率が280-300ケルビンで極小となること、冷却窒素ガスで試料の温度を一定化しながら偏極実験を行うことにより、従来(偏極度4.8%)に比べ3倍大きな陽子偏極度が達成できることを明らかにした。今後この条件で炭素13超偏極実験を進める。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
Physical Review
巻: C 87 ページ: 021601
Nuclear Instruments and Methods for Physics Research B
巻: (in print)
European Physics Journal
巻: A 47 ページ: 105-126
http://www.nishina.riken.jp/labo/uesaka.html