研究課題
挑戦的萌芽研究
西南日本外帯の紀伊山地において,河床縦断面と斜面傾斜分布とに注目して地形解析を行った.熊野川支流の中原川では,遷急点が上流に波及しつつあり,それに伴って足元を切断された流れ盤斜面で重力斜面変形が起こっていることがわかった.また,天の川流域ではほとんどの支流に多数の遷急点が残存しており,それらの遷急点よりも上流側の河床縦断面を下流側に外挿して,古天の川の河床縦断面を復元できた.それによれば,古天の川の河床は,上下流方向25㎞にわたって現在の河床よりも約150m高く,その河床の宇宙線核種年代によれば,約3万年の間に150mの侵食という極めて速い値が得られた.
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地形
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