研究課題
挑戦的萌芽研究
重合末端におけるモノマー由来の置換基の分子内関与に基づく、カチオン重合における立体規則性制御を目的とし、モデルとなるモノマーを合成し、モデル反応について検討した。その結果、モノマーの選択と、反応条件を精査することで、90%以上の高選択性で対応する反応が進行することを明らかにした。これは、従来法が重合末端の前末端基により立体規則性を制御していたのに対し、モノマーに由来する置換基の重合末端カチオンへの分子内関与により、前末端基効果に寄らない新しい立体規則性重合の可能性を示唆する結果である。同様な発想をラジカル重合の立体規則性に展開することで、99%以上の高立体選択的ラジカル重合の開発に成功した。
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J. Polym. Sci. Part A: Polym. Chem
巻: 50 ページ: 2254-2264
DOI:10.1002/pola.26004