次年度の研究費の使用計画 |
次年度使用額(\207,335-)は、"11.現在までの達成度"に細述したように、開発予定の装置系に設計変更があったため生じた。当初計画で計上していた紫外対物レンズの購入は不要となり、新たにHigh Power キセノン光源を導入して、光学系を整備した。この全反射紫外光励起のセミ共焦点光学系を持つ顕微鏡は、新規に開発中のあるものであり、本年度既に試作済である。旧設計の装置系と新設計の試作装置系の開発経費の差額が、次年度使用額に相当する。新設計の全反射励起を用いたセミ共焦点光学系は、より優れた性能が期待できるものであるが、新たな試みであるため完成までには改良を続ける必要があり、今後の検討で光学素子や部品の追加が必要と予想される。特に、装置性能を引き上げるために試料セルには特殊な形状の溶融石英性セルを設計・購入して用いる予定である。ゆえに、次年度使用額は、試作中のセミ共焦点光学系とその周辺装置の整備にあてる。これに伴い、消耗品費(光学素子・部品、電子部品、ガラス器具、試薬)を当初計画の\420,000-から\627,335-へと変更する。設備備品の購入予定はない。旅費(研究成果発表、\300,000-)、人件費(論文の校閲、\60,000-)、その他(研究成果投稿料、\120,000-)については当初計画から変更はない。
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