研究課題
挑戦的萌芽研究
石けん膜を流体とする新たな分析デバイスを実現するため、石けん膜による分子・粒子輸送法を試験した。安定な高粘性の石けん膜では、膜内に分子・粒子を分散させるよりも膜上の液滴に分子・粒子を取り込んで輸送することがよいことが分かった。液滴は高粘性の石けん膜と融合せずに数分間安定に存在し流動しながら濡れ広がることが分かった。また多価の電解質を含む液滴は電場により一定の移動度で泳動できること、価数によって分離できる可能性が示された。
すべて 2011
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Chemistry Letters
巻: 40 ページ: 1182-1183
DOI:10.1246/cl.2011.1182