研究課題
挑戦的萌芽研究
水素結合供与型テトラアミノホスホニウムイオンと卑近な過オキソ酸イオンから成る、新規キラル酸化性塩の合成と触媒機能評価に取り組んだ。検討の結果、調製したキラル酸化性塩が、実際にエポキシ化反応における触媒活性を持つことを明らかにした。一方、本研究の過程で、本酸化反応の共酸化剤である過酸化水素をキラルなカチオン前駆体により直接的に活性化できるという画期的発見をした。この知見を、N-スルホニルイミンの触媒的不斉酸化反応の実現につなげた。
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J. Am. Chem. Soc
巻: 135
DOI:10.1021/ja403491j
月刊化学
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