研究概要 |
DNA の塩基配列を使って,安定ラジカルの不対電子を意図した通りの順番で並べ,ラジカルスピン同士の結合による合成スピンを論理演算の出力として用いることを考案した.分子配列の制御・磁気機能の発現について基礎的知見を得ることを目標にし,特定の塩基配列に結合するリガンド分子に安定ラジカルを導入したスピンラベル分子を合成し, DNA 中でのラジカルの配列構造を明らかにした.また,DNA 二重らせんのキラリティを活用したキラルスピン系での分子演算をめざして,磁気測定系に円偏光マイクロ波を導入するシステムを試作した
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