cucurbit[7]urilの効率的合成法および分離精製法を確立したうえ、cucurbit[7]urilとアセチルコリンを含む多種多様のゲスト分子との包接挙動について検討を行った。アセチルコリンに対してcucurbit[7]urilはアセチルコリンレセプターに匹敵する結合親和性を有することを明らかにした。また、cucurbit[7]urilは、主に疎水性相互作用によりコリンなどのオニウムイオンを空洞に取り込み安定な包接錯体を形成すること、類似した形状の中性分子に対してはより高いエネルギー障壁を直面することを解明した。
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