研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,高誘電性エラストマーの誘電率の変化を利用した高機能な電磁波デバイスの構造創成設計の開発を目的に,力学的な変形による電磁波特性の変化を考慮可能な新しいトポロジー最適化の方法論の構築を行った.すなわち,まずエラストマーの力学的な変形を評価可能とするため,粒子法に基づき幾何学的非線形性を考慮可能なレベルセット法によるトポロジー最適化の方法を構築した.他方,エラストマーの電磁波特性の解析方法については,有限要素法により開発し,そして,大変形を評価可能なトポロジー最適化の方法を,構造問題と電磁波伝搬問題における連成関係を考慮可能なように拡張を試みた.
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日本機械学会論文集(A編)
巻: 77巻784号 ページ: 2054-2066
10.1299/kikaia.77.2054