本研究では,フェムト秒コム距離計を使ったフェムト秒レーザランの概念設計を行い,そのフィジビリティ(測定精度,測定時間,コスト,環境)の検証を行った.この結果,提案システムの実用性があることが確認できた.また,問題点の一つであったフェムト秒レーザのパルス間隔については,ファイバーエタロンを利用してパルス間隔を短くする実験を行い,その有効性を確認した.さらに,三次元化のためにスキャナーとCCDカメラの基礎研究を行い,その可能性を確認した. 以上の研究成果から,提案したフェムト秒レーザランシステムの有効性,産業応用の可能性を認めることができた.
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